| インターネット通販といえば、クレジットカード決済が一般的だ。
しかしこのカード決済、どうしても悪い噂ばかりが耳につく。「カード番号を送信するとハッカーに見られて、後で巨額の請求書がくるんだよ」という脅しに近いアドバイスを受ける事もある。
確かにこれは噂ではなく、一部で現実に起こっている事だ。だからネット通販は恐い。ハッカーの本場アメリカの海外通販となればなおさら。だからネット通販は代引以外するまいと思っていた。実際これまでの3年間そうしてきた。
が、元来楽観的な性格であったため、この誓いはここ数カ月でもろくも崩れた。
最初は無難に国内のソフト購入であった。
株式会社まつもとさんのJedit3.0というテキストエディタ。Macな世界では、文章に携わる人の必携ソフトであるらしい。そんなこと言われると欲しくなるのが人情ってやつでしょ。(別に文章に携わっているというほどの仕事はしてないけど)
で、こちらでは独自の決済プログラムを使用しているらしく、「そのほうがかえって安全かな」なんて全く根拠のない結論を出した私は、早速注文したのであった。(もちろんカード決済ね)
その後特に噂されてたような法外な請求書や、通帳からの巨額の引き落としは起こらなかった。
「のーぷろぶれむ。楽勝じゃん」
そう思った。でも、本来ブランドもんやアパレル関係に全く興味のない私は、ネットショッピングライフにどっぷりはまるようなことはなかった。(正確には「ただ単にお金がない」という理由が大きなウェイトを占める)
次のターゲットは書籍だった。
私のホームグラウンドであるこの小さな南国の島は、物流の末端にあるためその流れは鈍重だ。私の欲するものはたいていマイナーなものが多いため、店頭に並ぶことはほとんどなく、いざ注文したら
「2週間から1ヶ月ほどかかりますが、よろしいでしょうか?」
などとまったく悪びれた表情もなく無茶苦茶アバウトな答が店員から飛び出す。こういう土地柄だ。まぁ、それはそれで良しとしている。
ある日、Adobe GoLiveなるWebデザインツールを触れる機会を得た私は、このソフトのガイドブックが欲しくなった。だが、これも例に漏れず、そのへんの本屋にゃ置いてない。
「よっしゃ、こういう時こそネット通販だ」
Jeditの購入で勢いづいていた私は、何のためらいもなく行動にでた。
向かった先は、Impress Direct Shopping。そしてその時点での唯一のガイドブックであったアドビ・ゴーライブ教室4.0を注文した。
ここの決済は、各種カードや郵便振替、ネットバンキングなどが利用できる。私はもちろんカード決済だ。(ネットバンキングがまだよくわかってない)
注文して10日ほどで商品は無事届いた。よってここでの通販も何ら問題なかった。が、
この書籍そのものには問題が大アリ!(怒)
ここでこの問題に触れると大きく脱線しそうなので、別の機会にぶちまけることにする。
そしてついに禁断の領域に。そう、泣く子も黙る海外通販だ。
そのきっかけとなったのが、SONYと裁判沙汰になったあの「プレステエミュレーション」だ。
以前から興味があった私は、「早く日本語版が出ないかな〜」などと思いつつ、このプレステエミュ(Connectix Virtual Game Station、以下CVGSと略)の開発元である米Connectix社のサイトをちょくちょく覗いていたが、一向にその気配がない。
「えーい、しゃーない。ソフトの内容からしてマニュアル読めなくてもどうにかなるやろ。US版でも何でもいいから買っちまえ!」
と業を煮やした私は、開発元のサイトから直接購入という強行手段に出た。が、次の一言でその目論見はあっさりと切り捨てられた。
『この商品は日本向けの販売は行なっておりません』
(これは直訳ではなく、私なりの解釈。たぶんこんなことが書いてあったはずだが、いかんせん英語は苦手なもので・・・)
「そうか、Sonyの頭が固い間は無理なのだな」とあっさり納得し、しばらくこの件は忘れ去られた。
そして最近、MacTrailerという個人で頑張っていらっしゃるサイトにおいて、ネットショップらしきものが開設され、『海外のソフト・ハードも買えます』みたいなふれこみがあったので覗いてみた。
で、MacTrailerさんに「CVGSはさすがに買えませんよね」と聞いたところ、「買えますよ」と予想外の返答が。
なるほど、メーカーさんはタテマエ上、日本への販売は否定しているが、ショップ側はそんなのお構いなしで「売れりゃいいのよ」的姿勢な訳だ。これが自由経済ってやつなのね(←たぶん違う)
MacTrailer内のネットショップは、アメリカ・コネチカット州にある大手のインターネット通販店の商品を紹介、購入斡旋するようなスタイルになっているようだ。その大手通販店というのが、Outpost.com なのである。
ここは日本市場も視野に入れているようで、基本的な販売方針や購入方法、注文フォームへの入力の仕方までを日本語で解説したページを準備していて、かなりグーだ。(できれば入力フォームそのものも日本語化して欲しいのだが)
サポートセンターにメールで問い合わせる際の英文例集や、日本語による電話での問い合わせを翻訳して取り次いでくれるバイリンガルな人まで準備してあるのはすごい。創立して5年しか経っていない新会社とは思えないほどの充実ぶりだ。
早速CVGSを検索。お値段が19.95ドル。メーカー希望小売価格が29.95ドルだから....
約33%OFF!
これは安い! 2,000円強でプレステが買えるという換算だから、Sonyが怒るのも無理はないのだろうか。(でももちろんコントローラーは付属しないし、すべてのソフトが動作する保証もないし、それなりのマシンスペックを備えたPCが必要なので「2,000円でプレステ!」と言い切るのは難がある)
さぁ、注文だ。今回はこれまでとはちょっと訳が違うぜ! 心してかかれ! と興奮気味に購入ステップを踏んでいく。ちょっとした冒険気分。こうなると、CVGSが欲しいのか、ただ単にインターネット海外通販がしたいのか、かなり微妙だ。(購入時では間違いなく後者のウェイトが大きかった)
商品を選んで、購入本数を入力、金額の確認。ここまでは、はっきり言って誰でも出来る。ボタンも1つ2つしかないし、英文もさほどハイレベルではない。そして最後にして唯一の難関、購入者データの入力だ。
ここで何故、購入者データの入力が難関なのか?
日本の義務教育における英語教育では、発声による自己紹介の仕方は教えるが、アンケート形式の文書による自己紹介(証明)の仕方は教えない。
よって「英語は義務教育レベルしかわからない」という人は、「ZIP( )」(日本語で言うところの「〒」)と書かれていても、カッコの中に何を書いていいのかわからない方が多いのではないだろうか。私も恥ずかしながらその一人であった。これが海外通販を疎遠にしている大きな要因だ。
しかし、本来はこのような文書による自己証明は重要かつ必要不可欠なものだ。病院で診察を受けるにも、図書館で本を借りるにも、このような文書の記入は必ず求められる。やはり、日本の英語教育は間違ってる!
・・・とと、大きく脱線してしまったので話を戻そう。 |